July 16,

スティ ローダーは、人物の名前であることをご存知でしょうか。ブランドの創設者である、ミセス エスティ ローダー。彼女は、私たちにとって単なる“ブランド名”以上の存在です。
「すべての偉業は、ひとつのビジョン...ひとつの夢から始まる」とエスティは言いました。第二次世界大戦後、1946年のニューヨーク。たったひとりで化粧品会社を創設しようと動き始めた瞬間から、彼女には未来への明確なビジョンがありました。その思いが、生涯を通じて彼女の原動力になっていました。当時はまだ、彼女自身も自分がのちの美容業界の新しいスタンダードをつくることになるとは、想像していなかったでしょう。製品開発からパッケージ デザイン、適切な人材の雇用まですべて完璧にこなしたエスティは、美容の新時代の先駆者となりました。そして彼女が立ち上げた会社は、その後70年を超えて愛される製品を次々に生み出していきます。今回は、あなたがきっとまだ知らない、エスティ ローダーの5つの物語を紹介します。

 

1.「お手入れに必要なのはたった3分」
エスティは、お客様に多くの製品を買ってもらうことを望んでいませんでした。(本当に!)「お客様がほしくないもの、必要がないものを売ってはいけない」とエスティは記しています。もちろんブランドの成長にとって売上は重要でしたが、彼女は理想のビューティールーティンに必要なのは、朝夜それぞれつけるのに3分もかからない、数個のエッセンシャルな製品だと信じていました。 本来手の込んだことは必要ないのです。

 

2.「肌は自然と夜に回復する」
現代では化粧品コーナーには必ずある美容液ですが、「夜の肌に着目した美容液」という画期的なコンセプトを掲げ1982年に誕生したのが「ナイト リペア」(当時の製品名)でした。「ナイト リペア」の登場は、そのテクスチャーも処方、テクノロジーまですべてが唯一無二でした。エスティは、肌は自然と夜に回復する機能があることに着目し、その働きをサポートするために(現在は美容液としてあたりまえになっている)あの軽くて肌になじみやすいテクスチャーの美容液を開発しました。成分を保護するためと薬瓶のような茶色い、スポイトつきの瓶を化粧品に利用しはじめたのも、「ナイト リペア」が初めてでした。

すべての偉業は、ひとつのビジョン...ひとつの夢から始まる

3.「女性が自分のために買う香水を」
香水業界に変革を起こしたのもエスティでした。1953年に「ユースデュー バスオイル」ができるまでは、女性が自分のために香水を買うことは考えられませんでした。香水は特別な時に使うもので、男性からプレゼントされるべきもの。しかし香水としても使えるバスオイルの「ユースデュー バスオイル」が発売されたことによって、女性がいつでも好きなように香りを楽しむための買い物ができるようになりました。

 

4.「見るべきは履歴書ではなく人間」
エスティは、従業員を採用する際は必ず直接会うことを徹底していました。小さな会社としてはじまったエスティ ローダーが拡大していったあとも、彼女はすべての従業員をちゃんと知ることが大切だと考えていました。「私は履歴書は見ません…その人間を見るのです」。彼女は1969年にボストン・グローブ(アメリカの大手新聞社)にそう話しています。「私は化学反応を見て決めています」。

 

5.「植物や花など自然に成長していくものに囲まれて」
エスティは、花をこよなく愛していました。そして花は彼女が作り出すものすべてにおいて大切な役割を果たしています。花がインスピレーションの源だったのです。1980年にハウス・アンド・ガーデンマガジンに「活力の秘密は何か?植物や花など成長していくものに囲まれて生活することです。」と語りました。なので自然と花は私たちの製品の重要な要素となりました。リニュートリィブ UL クリームシリーズは、過酷な環境を生き抜く世界最高峰のヒマラヤリンドウを用い、ブランドのアイコンであるビューティフル オーデ パフューム スプレィは、「幾千の花の香り」として知られています。

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